1999年卓球月刊誌の記事より
12月に行われた平成10年度富山市卓球協会会長杯に
おいて、地元の堀川中学校が招待チームの
矢幡中学校(滋賀県)を3―2で下し、
初優勝を遂げました。
5番に出場した吉田君はゲームオール19本の
大接戦だったということです。
(昔は21本ゲーム)
昨年(1998年)同中学校を取材訪問
させていただきました。
練習場の雰囲気が、とてもよかった。
それ以来ファックスや電話で顧問の福光、桑名両先生と
やりとりをしていただけに、
嬉しい知らせでした。
1月に足利オープン大会が栃木県足利市で
開催されました。
関東近県の中学生が参加し、
レベルは関東中学校大会と
同じくらいかもしれません。
良かったことがいくつかあったので
紹介させていただきます。
一つ目は、開会式での選手の挨拶でした。
明るく、元気だった。
子どもたちは元気が一番です。
二つ目は、試合が進むと卓球台が空いてきます。
終わった選手がさっと後片付けをしていました。
閉会式後は、率先して残りの片づけを済ませ、
イヤイヤやらされているという感じが
まったくしませんでした。
もう一つは、足利市には日本最古の学校として
知られている
「足利学校」があります。
試合の合間に見に行ってきました。
すると、試合を終えた前橋市の元総社中学校の
生徒が見学に来ていました。
大会になると、体育館と駅の往復だけになってしまいます。
試合に参加しているので、
それは当たり前のことですが、
参加したチームがすべて決勝に進むことはできません。
となれば、試合が終わったチ―ムは、
残りの時間をどう過ごすかが大事になります。
※先日埼玉県のカデット大会で、
あるチームの子どもたちが
最後まで見学して、帰宅しました。
それも一つの過ごし方になります。
学校に戻って練習をするという方法もあります。
また、その土地の名所・旧跡を見学するのも
よい事だと思います。
見学することが直接卓球とは関係ないようですが、
技術の進歩は創造性にあります、
と私の卓球の師匠が言っていました。
創造性を磨くためには、
名所・旧跡を見学することがお勧め。
外国であれば博物館、美術館、あるいは歴史的な
遺跡を見学することが、
実によいことです。
元総社中学校の生徒が来ていたことで、
私はすごく嬉しかった。
あれから、20年が経とうとしています。
当時、14.5歳だった子供たちは、
30代の半ばになっています。
今も卓球を続けている人は、
そんなにいないかもしれませんが、
中学校時代に培った、あるいは学んだことを
仕事の中で、きって生かしていると思います。
今年も残り1ヶ月を切りました。
残りの1ヶ月を2019年に向けて、
生かせるように全力でいきましょう!