卓球界の二人の天才に迫る!!

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2011年11月24、25、26日の記事より

1997年世界卓球選手権マンチェスター大会で8年ぶり2度目
の優勝を飾った”神の子”ワルドナー(スウェーデン)。

一方、決勝で敗れたものの、大会前の4月17日に21歳になっ
た若き天才プレーヤー・サムソノフ(ベラルーシ)。

「二人の天才プレーヤー」に迫った。

この文章は、1997年マンチェスター大会後に卓球月刊誌に掲
載したものです。

当時、卓球メーカーに勤務していたAさんに話を聞き、まとめま
した。

中国合宿で力をつける

ワルドナーを一番最初に見たのは、1979年のスカンジナビア
オープンの時でしたから、今から18年前になります。

その大会には、日本から小野選手、内田選手、私、それに当時高
校生だった斉藤清選手、そしてインターハイチャンピオンだった
渡辺選手の5人が代表として出場したときです。

ワルドナーは、まだ12~13歳の頃で、卓球台の上からやっと
頭が出るくらいの本当に小さな子供でした。

ただ、そのときから非常に卓越した技術を持っていました。

ボール扱いのうまさはまさに天下一品。

相手ボールを手さばきで返すプレーは抜群で、とても子供とは思え
ませんでした。

男子ダブルスで小野・内田組とワルドナー組が対戦し、いい勝負で、
結局ゲームオール18本で日本ペアが勝ったのですが、ドライブ処
理がうまかったという印象が残っています。

次にワルドナーを見たのは、1年後だったか、2年後だったか忘れ
ましたが、上海国際大会でした。
            
日本からは、高島選手、前原選手、五藤選手、私の4人が出場しま
した。

スウェーデンからは、ワルドナー、リンド、アペルグレンが来てい
ました。

身長が少し伸びて、前回より威力が少し増し、それからロングサー
ブとか、ナックルの大きいサーブから、いろんな球さばきをするよ
うになっていました。

また、レシーブはツッツキだけで返すのはではなく、ちょっとサイ
ドを入れたりとか工夫し、次の展開を考えているなという感じを受
けました。

団体戦で対戦し、ダブルスでも対戦しました。

ダブルスはいい勝負となりましたが、ゲームオールで勝つことがで
きました。

ワルドナーが本当に強くなったのは、その後、リンドと一緒に中国に
残り、中国チームと合宿をしたからです。

そこで、中国の多球練習を経験し、またサーブがいかに大切かという
こと、そしてレシーブを学びました。

この中国合宿が彼の原点になっていると思います。

1981年は、ユーゴのノビサドで世界卓球選手権大会が開催されま
した。

彼は、代表になっていませんでしたが、会場に来ていました。

リンドは代表となり、シングルスの1回戦で優勝候補の一人であった
中国のシャサイキを下し、ベスト16に入りました。

その後、ワルドナーはスイスで開催されたスイスオープンに出場しま
した。

そこで、団体と個人戦で対戦し、2-0で勝ちましたが、骨格も大き
くなって、身長も高くなり、威力と安定性が出て、これは恐ろしい選
手になったな、という印象を受けました。

ただし、一つ、二つ欠点をいえば、世界のトップ選手との経験が足り
ないということと、サーブ、レシーブ力、特にレシーブ力がちょっと
弱いかなという感じを受けました。

でも、必ず世界のトップ選手になると思いました。

彼が15歳のときです。
                   
1982年のヨーロッパ卓球選手権大会の男子シングルスで2位、
1983年の世界卓球選手権東京大会で団体2位、1985年の世界
卓球選手権イエテボリ大会でも団体2位、そして、1987年の世界
選手権ニューデリー大会で江加良(中国)に敗れましたが、男子シン
グルスで2位になりました。

ここで、スウェーデンは中国に後一歩のところまで迫り、その後、
スウェーデン時代(ワルドナー時代)に入ることになります。

1989年ドルトムント大会のワルドナーは、実力にプラス勢いがあ
り、自信が形になって現れ、彼のプレーは一つの頂点を迎えることに
なったといってもいいではないでしょうか。

このときの中国選手との対戦で印象に残るのは、両ハンドの安定性、
そしてボールのとらえ方でした。

ボールをちょっと落として低い回転をかけ、甘いボールをバックハン
ドでパーンと叩くという戦術が常に組み込まれ、その技術幅に感心し
ました。

それから、なんといっても素晴らしかったのは、サービス力だった、
と思います。

つづく

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