【メンタルを整える方法】3
それは、
足りないものに目を向けるのではなく、
意識を向けるのではなく、
今あるものに「感謝」するということです。
人は、他人と比較して、不足している
ものに目を向けてしまいがちです。
そうしてしまうと、
心が安定しないで、乱れてしまう方向に
いってしまいます。
「足りないものではなく」
すでに「あるもの」に目を向けて
ください。
ここがすごく大事になります。
あるものに意識を向けるという
ことです。
見方を変えると、
実は、足りなかった部分が「強み」に
なるかもしれません。
例えとして、
あの人は、ユーモアたっぷりに話すことが
できて、いいなと思ったとします。
自分には、できない。
でも、考えてみてください。
ユーモアのセンスが足りないという
ことは、
実は、人の話を誠実に聞くことができ、
幅広い分野の方と信頼関係を作ること
ができるかもしれません。
昔から、
「話し上手」より「聞き上手」と言います。
私は、
取材やインタビューという仕事を
40年間やってきました。
どちらかと言えば、聞く方を重点的に
やってきたわけです。
現在は、メンタルコーチやコンサルを
していますので、話す方が多くなって
いますが、
それでも、最初は相手の状況や課題点を
ヒヤリングし、それから問題解決の方法を
考えています。
これまでの仕事の段取りがものすごく
役に立っているといえるかも知れませんね。
また、
行動するのが少しのんびりしているという
人がいるとします。
もっと素早く行動できたらいいなと思う
かもしれませんが、
逆に考えると、慎重に状況判断ができ、
結果的に効率がよかったという場合に
つながるかもしれません。
「人間万事塞翁が馬」とも言います。
どこでどうなるか、分かりません。
そして、
論理的に話すことができないとします。
論理的でないということは、感情や
気持ちを表現するのが得意という
ケースが意外と多いのです。
理路整然というのもいいですが、
最後はその人の人間性や情熱に
なります。
あの人の情熱に負けて協力することに
しました。
ということを聞くことが多いものです。
ない物ねだりではなく、
今あるものに磨きをかけていくことが
とても大切になります。
今あるものに感謝し、それを磨いて
いくということをしてください。
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