幸福三説
20数年前、あるセミナーに月1回、5、6年
通っていました。
たくさん教わりましたが、
その時教わった一つが
幸田露伴の努力論でした。
その中に出てくる
「幸福三説」という3つの幸福です。
本のタイトルが「幸福論」ではなく、
「努力論」になっているのですが、
幸福になるためにはどのような心を持ち、
努力が必要であるのかについて書かれています。
だから「努力論」というタイトルになった、
と教わりました。
その話を友人のYさんにしたら、
先日、20数年ぶりに
あの時の話は今でもよく覚えていて、
心に残っています、
と言われました。
すっかり忘れていましたので、
改めて、幸福三説を紹介します。
1 惜福
福を惜しむということ。
使い尽くしてしまわない。
惜福を実行している人は、不思議にまた福が
訪れてくるが、惜福の心のない人は
福に巡り合わない。
しかし、「ケチになれ」ということではなく、
敢えてすべて使わず、残しておくということ。
2 分福
2つ目が分福になります。
露伴は、惜福より大事と説いています。
分福とは、字の通りに福を分ける。
自分が持っている福を人に分けてあげる。
食べ物で言えば、
人に分けてあげ、一緒に食べることで、
自分も他者も幸せになり、
二重の幸せを得ることができる。
残しておかなければ他者に分けてあげる
ことができないので、惜福とは繋がっています。
3 植福
字の通りに福を植えるということ。
木をすべて切ってしまっては、
次の世代の人たちが家を建てたり、使うことが
できなくなってしまう。
次の世代の人たちのことを考え、植林をする。
あるいは、種を蒔くこと。
残しておいたり、分け与えたり、
ということは多くの人たちではなく、
周りの人たちに福を与えることはできますが、
植林をしたり、種を蒔いたりということになると、
たくさんの人たちに福を与えることができます。
ということを20数年前に教わり、友人に
伝えました。
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スポーツ全般に亘る「メンタルマインドセット」
を整えるコーチングをしています。
卓球では、日本一のチームを指導し、
そのほか、各県で優勝しているチームを
数チーム指導させていただいております。
一昔、二昔前までは、根性論とか精神論とか
言われていましたが、現在では科学的なメソッドと
ともに、メンタルをいかに整えることが大事かと
いうことが分かってきました。
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